知っておきたい!衣類をクリーニングに出す前に確認すべきこと
家で洗濯するよりも、プロが行うクリーニングはキレイになるし生地も傷みにくい、でも準備なしで適当に衣類を出してしまうと、後悔してしまうこともあります。クリーニング店を利用したことがない方、実はクリーニングの出し方がよくわかっていないという人に向けて、クリーニングに出す前に確認すべきことをわかりやすく説明します。
クリーニングに出すべき衣服とは?
クリーニングに出すべき衣類とは、自宅で洗えないもの、水洗い不可の衣類の他、知識や技術がない人が洗うことで生地を傷めたり、型崩れしたりしてしまう可能性があるものです。
■ 水洗いできない素材
水洗いできるかできないか、専門家ではないからわからない、そんな風に思っている人もいるかもしれません。でも、専門家でなくても簡単に見分けることは可能、衣類についている洗濯表示を確認すればOKです。
自宅で水洗い可能かどうかは、洗濯表示にある「たらい」のマークを見ればわかります。たらいのマークに「×」印がついていれば、それは水洗いができないという意味なので、クリーニングに出しましょう。
■ 高価な服や大切に着たい特別な服
思い切って購入した高価な服や、できる限り長く大切に着続けたい服など、普段着ではない「特別な服」なら、クリーニングに出すことをおすすめします。高価な服には上質でデリケートな素材が使われていることも多く、取り扱いはプロに任せた方が安心です。
クリーニングに出す前に確認すべきこと
クリーニングを出す前に、やっておくべきことがあります。それは、クリーニングに出す服の状態を確認することです。これは、クリーニングを依頼するお店とトラブルにならないために必要なこと、チェックするのは次の4つです。
■ ポケットの中身をチェック
ポケットに大切なものや貴重品を入れたままクリーニングに出してしまうと、紛失してしまう恐れがあります。また、ポケットに入っていたはずだと思っていても、実際に入っていなかったという場合、クリーニング店とトラブルになってしまうこともあります。
ポケットの中に入っているものがないか、クリーニング店でもチェックしてくれますが、自分でも必ず確認してからクリーニングに出すようにしましょう。
■ ボタンのある服はボタンもチェック
戻ってきた衣類のボタンがなくなっていた、この場合出すときにすでになかったのか、それともクリーニングの過程でなくなったのか、わからない場合もあるでしょう。はっきりとさせるためには、クリーニングに出す前にボタンがすべてついているか確認しておくことが必要です。
ボタンがすべてついている場合でも、剥げたり割れたりしていないかをチェックしておきましょう。クリーニング店によっては、取れそうなボタンを付けてくれるサービスも行っているので、ボタンの状態によってはそのようなサービスを利用してもよいでしょう。
■ 衣類に破れがないかチェック
衣類がクリーニング中に破れるという可能性もありますが、クリーニングに出す前に異常がないことを確認しておかないと、それがいつ破れたものなのかわからないこともあるでしょう。そのため、クリーニングに出す前に、衣類に破れた箇所がないか裏地までしっかりとチェックするようにしてください。
■ シミ・汚れをチェック
クリーニング店は、家庭では落とせないシミや汚れも落としてくれます。ただ、依頼する側が指摘しないと見落としてしまうこともあるので、事前にシミや汚れをチェックしてクリーニングに出すときにお店側に伝えるようにしましょう。
クリーニングから戻ってきたときにやるべきこと
衣類がクリーニングから戻ってきたら、そのまま放置したりすぐに収納したりするのはNGです。せっかくキレイになって戻ってきた衣類なので、ベストな状態で保管するために以下の3つを行ってください。
■ 必ずビニールから出す
クリーニングが完了するとお店でビニールに入れてくれますが、これは自宅でホコリ除けとして使うものではありません。このビニールに入ったままにすることで、通気性の悪さからニオイやカビが発生してしまう可能性があります。そのため、クリーニングから戻ってきたら必ずビニールから出しましょう。
■ 汚れやシミが残っていないかチェック
シミ抜きを依頼していたなら、その部分がキレイになっているかを確認しましょう。また、破れたりボタンが取れていたりしていないかなど、クリーニングに出す前に確認した状態を保っているか、その点もチェックしてください。
■ ハンガーを取り替える
クリーニングが完了した衣類は、クリーニング店で用意した針金ハンガーやプラスチック製のハンガーに掛けられて戻ってきます。このようなハンガーに吊るしたままだと、型崩れの原因になるので、木製などしっかりとしたハンガーに取り替えてください。
大切な衣類をよい状態で長く着続けるためには、自宅で洗うよりもクリーニング店に任せたほうがよいでしょう。素材に合わせた洗い方で風合いをキープし、型崩れしないように仕上げてくれます。ただし、お店にまかせっきりにするのではなく、依頼する方もクリーニング前に衣類の状態をチェックし、戻ってきたら適切な方法で保管することが必要です。